ひとりごと0
ようこそ「ひとりごとのコーナー」ヘきていただきありがとうございます。ここでは僕が感じた事や思っていることなど、自由につらつらと書き立てていこうかと思っております。そのとき、その時の思いつきでその都度書きますので、誤字脱字、科学的検証や事実確認などしませんので、間違いなどあればご容赦ください。また、誰に向けてとか何に対してなどという気持ちもありませんので、個人や団体に対しての攻撃的な気持ちは一切ありません(国や行政に対してはするかもしれませんが…)ので表現上不十分な点があればそこも含めてご容赦ください、寛容な気持ちでお読みください。まずはお願いから。
ひとりごと1親の成長、子の独立
親の成長は子どもをこまらせること
娘がひとり暮らしするというので引っ越しの準備をしました。
生活に必要なものを買っていくのを見ながら、ティシュとかトイレットペーパーとかもいるのにと思いながらも口にしませんでした。
昔なら、娘が一人暮らししても困らないように前もってこれもいる、あれもいると用意していましたが、今回は、不便で困ったほうが、身につくかと思いあえて何も言いませんでした。案の定、引っ越しはしたもののトイレットペーパーがない状態でトイレにも行けませんでした。
親というものは、子どもにできるだけ不自由な思いをさせたくないとの思いからあれやこれやしなければいけないと思いがちですが、あえて困ってもらって、その問題を乗り越えていく力を身につけてもらうように待つことができるというのは、親が成長しなければできないんじゃないかなと思います。
子どもが生まれてからずっと子どもが成長し独立するまで面倒を見るのが親の仕事でしたから、あえて何もしないというのはかえって難しいものです。子どももいつまでも養育される側ではなく独り立ちしていく上においても困ることというのは必要な事かなと思います。もちろん困った時に助ける準備はしておかないといけないし、困らせてもいいと思いますが、子どもに迷惑をかけてはいけないと思っております。
ひとりごと2親というものとは
前回、親の成長について書きましたが、今回はそもそも親とは何だろうかということについてずっと考えておりまして、今回もひとりブツブツとひとりごと。
親というものについて明確な答えを持っている人もおられるかと思いますが難しいものです。子どもができた瞬間から親ですから準備も資格もましてや学校でも教わったことがないし、何が親なのか正直わからないものです。
子どもが欲しいと思うことはあっても、親になりたいと最初に思ってなるひとは少ないのではないかと思います。
子どもがいて、訳も分からず世話をしている間になんとなく親の役割をしていて、保育園や学校に行くと知らない間に親としての役割と責任を持たされて一所懸命やっている間になんとなく知らない間に自分が親なんだと自覚してしまったりしています(自分の責任も十分取れないのに何で子どもの責任まで取らされるんだろうとか考えたり、他の人がやっているから自分も頑張ってやらなければと無理したり、誰か親業というものをおしえてくれ~と心の中で叫んだり)とそんな私ですが立場上、保護者の方に「親とは」と話す機会もあります。
「親という字は木の上に立って見る。と書くように、子どもが遠く離れて木の上に立って見ないといけないほどの距離をもって見守る必要があるということでそして子どもが何かあった時に帰って来られるように木のようにどっしりと構えて動かず受け入れる場所を作っておく。それが親というものです。」と言いつつそんな簡単なものでもないことは言っている本人もよくわかっています。
いつまでも子どもは親に依存しない、親も子どもに依存しない。この社会の中で生きていく力をつけてあとは放っておく(見守る)便りのないのは無事な証拠困った時には相談に乗る、そして子どもに迷惑をかけない。そんな親になりたいとおもっております。
ひとりごと3子育ち
今回もひとりブツブツとひとりごと…
娘が3人いまして、同じ両親の遺伝子で同じ家で育ち、特に条件や環境が違うというわけではないと思うのですが、見事に3人3様でひとりひとり全く違います。性格も考え方も生き方も(男性の好みも…)
よく、「子育て」と言って親が子どもを育てているように思いますが、子どもはなかなか親の思うようには育ってくれません。ある程度社会的なルールや一般常識的なことは教えますが、子どもとはいえ一人の人格者、親の価値観がそのまま全部受け入れられるものではありません。育つためのいろいろな肥料は撒いてあげるけど、どう育つかは子ども次第ということか。
親は「子育て」ではなく「子育ち」を見守ることしかできないという自覚をもって関わっていくと、親としての余計なイライラや負担も少なく子どもとつきあっていけるのかなぁとおもっております。
ひとりごと4老人
今回はわりとはっきりひとりごと
高齢者と言われる年齢を数年過ぎてしまった今だから大声で言えますが
「ぼくは昔から老人がきらいだ~」
(注:このコーナーは僕の気持ちを素直に吐露するための所なので、発言に問題があってもご容赦ください。決して個人や団体を非難、攻撃しようという意図はいっさいございません「不適切にもほどがある」的な見方で読み流してください)
僕がまだ学生さんだった頃、今から50年ほども昔のことですが、その当時はまだ今ほど高齢者問題が深刻ではなく、皆がお年寄りに寛大で優しかった時代、お年寄りには負担をかけず、難しいことはさせず親切にと言う風潮の中、ひとり年寄りだからこそ楽させてはいけないと主張していた僕は周りから理解されず、その当時福祉と言えば老人ホームでのお年寄りのお世話、みたいなイメージが強い中、嫌いな老人関係にはいっさい触れず、高齢者関係の学科も一つもとりませんでした。そのため誰でもが取れる資格「社会福祉主事任用資格」が取れず、社会に出てから後悔する羽目となりましたが…。
なぜ老人が嫌いかというと、はっきりわかりません。老人全般が嫌いかと言うとそうでもなく岩合光昭さんや養老孟司さんや畑正憲さんも好きでしたから、その基準がはっきりとはわかりません。
ただ、自分が確実に年寄りになってきて、目は見えにくくなるし、ことばはすぐ出てこないし嚥下困難になることもあり、確実に老人になっていることの自覚はあります。しかし昔の自分のことばに縛られ自分を甘やかさない様、日々自分の老人と戦っています。今の自分から昔の自分にひとこと言いたい。
「年寄りのこともわからんくせに!」
ひとりごと5施設今昔
僕がこの仕事に就いたのがもう43年も前で、そのころは施設名称も「重度精神薄弱児施設」○○園と呼ばれていて、今は制度も変わり「知的障害児・者」○○事業所と呼ぶようになりました。福祉制度もいろいろできて、○○園が○○センターになって、確かに建物も清潔できれいになってきました。
スタッフの対応も丁寧で優しいと思います。でも僕が古い人間のせいなのかわかりませんが、今の施設(事業所・センター)に行ってもなぜか落ち着かないのです。昔より設備は断然よくなっているのになぜだろうと考えていまいます。たぶんその原因は、そこに生活感を感じないからじゃないかと思います。
昔の施設はもっと汚くてやかましかったけどなんか一人ひとりが生命力にあふれていたような気がします(そのぶん対応も大変だったけど)昔が良かったとは言いませんが、なかま(利用者さん・入所者さん)と職員との距離感ももっと近かったように思います。一緒に生きてる感があって、そこに生きている者(職員も含めて)の生活がそこにあったように思います。
えるちゃんはボロボロで汚いし、○○様というような丁寧な対応はしませんが、なかまと一緒に生活(いきる)場所でありたいと思っています。
ひとりごと6さけび
大谷翔平は好きなことを一途にやって
お金がふえていく
ぼくは好きなことを一途にやって借金がふえていく
なんでや~!!
ひとりごと7映画
映画でまたJOKERをするというので1作目のJOKERを観た。
ただの「バットマン」のスピンオフだと思って上映時は行かなかったけど良い映画だった。
JOKERの行為自体は許されるものではないが、共感できる部分が多くあり、最後まで救いようのない映画だったけど、胸にずーんときた。
いやあ、映画って本当にいいもんですね。
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
ひとりごと8風潮
TVで障害者のアートが素晴らしくてデザイン化し商品にたとかブランドとして売り出したとか、非常にありがたいことだと思うのだけれど、その作品自体が良くて素晴らしいと思うなら売り出す時に「障害者の」はいらないのじゃないかと、そういう話を聞くたびに思う。素晴らしい作品はあくまでその人個人のものであって、障害があるからできるというものではないし、作品が良くて興味を持った人が作者のことを知って、こういう人が作っているんだと知ってもらえればそれでいいとおもうのだけど…。
「障害者の人がこんな素晴らしい作品を作っています」と紹介されると、「障害者の人は何もできないのにこんなに良い作品を作ってます」と考えているように受けとってしますのは、僕の穿った見方のせいでしょうか。まぁ商品化もする力のない僕が言っても何にもなりませんが…。
ノーマライゼーションとかダイバシティとかということばは街にあふれているのにその実態はどうなのかなぁ。
…と今日もひとりごと
ひとりごと9高齢者ドライバー
高齢者の運転する車が逆走したり、歩行者の列やどこかに突っ込んだりというニュース見るたびに簡単に操作できるものがはたして便利なのかなぁと思う。
車でいえばマニュアル車みたいに発進時から少し複雑な操作が必要でそれを使いこなせる能力がある人だけが運転できるというフィルターをかければ車をコントロールできない人が乗る可能性は低くなるかと思う。
だけど一番は自覚して乗らないことが一番良いのだけれど、ダメと判断できる人は、まだ乗ってよい人で自分はまだまだ大丈夫と思っている人ほど早く免許返納したほうがいいのだけれど、それも強制できないのなら難しいところだなぁ
ひとりごと10つけはあとまわしがいい
若いころはアイデンティティの確立の為でもあるのかよく人と争うことも多かったが、45歳も過ぎると知力、体力、身体機能の衰えをヒシヒシと感じ、日々自分との戦いに必至で他人と争うどころではなくなってしまい、67歳を過ぎた今、人生も残り少ないのなら、今のうちに我慢せずやりたいことをやっておいた方がいいかなぁと考えるようになってきた。
今までは「○○できてからしよう」とか「○○が終わったらやろう」とか考えていたけど、やりたいことを後回しにしていたら、やる前に人生が終わってしまう可能性も高くなってきたので、できることは無理してでもして、その付けは残った者がすればいい…と無責任なことを考えていますが、なんかその分、生きるのが楽になった気がする…。
もっと早くこういう生き方をすればよかったなぁ…。
と今日もひとりごと
ひとりごと11映画2
前のひとりごとで人生終わりに近づいたから好きなことをしようとつぶやいていて、ふと昔見た映画を思い出した。
アメリカ映画「最高の人生の見つけ方」(原題Buket
List)という映画で余命数ヶ月という老人二人が、死ぬまでにしたいことを書いた「棺桶リスト」を実現しようと病院を抜け出して旅に出るという映画でした。
やりたいことはやったほうがいいと思わせてくれる、心にしみる映画でした。機会があればぜひ見てください。
と、皆に訴えるひとりごと…。
ひとりごと12映画3
今回もご推薦映画
かなり昔のアメリカ映画ですが「君に読む物語」原題:The
Notebookこれは何も言うまい。夫婦の愛の物語。
ぜひ、見て欲しい...。
ひとりごと13気になること
またまた老人についての文句ですが売り場で、買いもしないのに店員に話しかけては長々と雑談している老人。本屋の店員にいろいろとウンチクを述べている老人。レジ前の荷物詰め台の所でご近所さんと大声で世間話している老人。
店員さんや周りの人たちもヒマではないとおもうのだけどなぁ。
いち年寄りのひとりごとでした...
ひとりごと14映画4-1
今まで古い映画の事ばかりだったので最近(2024年10月)見た
映画について
「ぼくが生きてる、ふたつの世界」
ろう夫婦(耳の聞こえない)とその間に生まれた耳の聞こえる子ども(CODAコーダというらしいです)の家族の物語。
通常版と字幕版があって日本映画なのに字幕って何だろうと思い観てみると、日本語のセリフに日本語の字幕がついていて、「雨の音」とか「♪音楽」という効果音の字幕がついていて、ろうの人たちが鑑賞しやすいようになっているのだとわかりました。なんかこういう配慮があるとうれしいですね。
いい映画なのに上映劇場が少なく大阪まで見に行きました。あまり知られていない映画なので観客も少ないだろうと思っていましたが、わりと客席が埋まっていて、関心のある人がこんなにいるんだと少し意外でした。
内容には触れませんが、いい映画なので多くのひとにみてもらいたいなぁと思っています
ひとりごと15映画4-2
「ぼくが生きてる、ふたつの世界」を見た後、奥さんと二人で中崎町にある「清浄」という手話カフェに行きました。
もともとこの映画も奥さんが見たいというので、上映劇場を探して一緒に観にきたのですが、若いころから趣味も違うので一緒に映画を観ることなどなかったのに、年齢のせいでしょうか…
手話カフェ「清浄」も奥さんが行きたいというので中崎町にあるという拙い情報だけで、スマホも満足に使えない二人がスマホ頼りに歩きまわってやっと見つけた目立たない小さな喫茶店。
店員さんもお客さんも中ではみんな手話かメッセージボードでのやり取り、BGMもないので静かな落ち着いた空間でゆっくりすごせました。(考えてみると日常で音のない空間ってあまりないなぁと改めておもいました)
「清浄」は抹茶カフェなのでコーヒーはありませんが、抹茶メニューがいくつかあります。
場所がわかりにくいですが、良かったら行ってみてください
ひとりごと16喫茶店
先日、以前勤めていた事業所の利用者さんと40年ぶりくらいに会って、入った喫茶店が大国町にある「きじむなー」という店で、そこは、奥がパン工房(作業所)になっていて2階がグループホームだということで、店内はガイドヘルパーさんや利用者さんの待ち合わせ場所(たまり場)になっているとのこと…
ああこんなお店を作りたかったんやなぁと自分がイメージしてたお店が具体的に現実に現れた気がして、初めての店だけど、なじみの店のように落ち着いて雑談しながらゆっくりコーヒーをいただきました。
えるちゃんを作った時に3つの機能を持たせたいと考えていて、一つはいろいろな取り組みが自由にできる場所(すぐに実践できる場所)もう一つは研究機関としての場所(理論がすぐに実践できて、実践結果をすぐに検証できる場所)そして3つ目は皆が自由に集える場所としてお店作りをしたいとずっと思い続けておりましたが…
…現実はなかなかむつかしいですなぁ
ひとりごと17自動車
自動車に乗り出してもう47年間ほどずっと車と共に生活してきたと思う。
通勤はもちろん買い物や嫌なことがあった時、辛い時、気分のいい時うれしい時、いつも車があって生活の一部、自分の一番身近な存在だった車だけれど、今は車なしの生活。
若いころは2~3日車に乗らないと、乗りたくてウズウズしていたのに、今はなくてもなぜか平気。買い物とか人を送ったりするときには不便だけれど、気持ち的には問題なく平常心のまま、実際車がなくなってこんな気持ちになるとは思わなかったけど今は自転車通勤。しんどいわ~。
ひとりごと18自転車
自分の自転車を持つのは何十年ぶりだろう。
中学くらいまでは自分専用の自転車があったと思うが高校以降はよく覚えていない。(自転車を乗る機会もあまりなかったが……)
必要な時は、家族の誰かの自転車をちょい借りしてたので、自分専用の自転車を持つというのがうれしくて、いろいろ自転車屋さんを見て回って、いろいろ考えた結果、選んだ車種があり。
いざ買いに行こうとその自転車をゆっくり眺めていたら、なぜか後ろから視線を感じて振り向くと、1台の自転車がこちらを見て佇んでいるではありませんか。
引き寄せられるようにその自転車にいきハンドルに手をかけ跨がってみました(店員さんには無断で…ゴメン)なぜかしっくりきて即断してしまいました。
あれだけ時間をかけて選んだ自転車をそっちのけで…。
今、その即断した自転車に乗っていますが、試乗もしていないので実際に乗って使ってみると不便、乗りにくい…、だけど、なんかかわいい!
不便や乗りにくさを自転車と一緒に克服することによって一体化していくのかなぁと今自転車と共同作業中!
ひとりごと19本1

こんな先生がいてくれるのはなんかうれしいなぁ
ひとりごと20自転車通勤
自転車通勤で見えるもの。
道の傾斜とデコボコ。
池のほとりに置物のようにたたずむアオサギと泳ぐカモたち。
駅へ向かう人の群れと交差点にあふれる車の波。
なかなか開かない踏切の遮断機。
保育所にこどもを送るお母さん、お父さんの自転車と通学、通勤の列。
小学生の登校集団と付き添いのお母さん、見守り隊の人たちの顔。
「おはようございます」のあいさつと、この町の朝の風景。
ひとりごと21自転車通勤
必至で自転車をこぐ。
あの電柱まで… 次の電柱まで…。
なんか子どものころ下校途中にやってた「カバン持ち」を思い出す。
3~4人の友達とジャンケンして負けたら一人で全員のカバンを。
もって次の電信柱まで運ぶ。。
最近は見ることがないなぁ…とおもいつつ。
昭和の子ども達はそうやって体力つけていたのかなぁ…。
と自転車こぎながら考える。
ひとりごと22ひねくれ者1
重度の児童入所施設に務めていた、若かったころ
いろいろな団体や協会、県のおえらいさん達が視察や見学に来られ棟内を案内して玄関までお見送りすると、「この子たちのお世話大変ですね。頑張ってください。」と声をかけて帰って行かれる方がいます。「はい」と笑顔で答えながら「あなたたちはそれぞれのお家に帰っていくのだろうけど、この子たちの生活はずっとここなんです」とその背中を見ながらつぶやいていた。
ひとりごと23ひねくれ者2
重度の児童入所施設に務めていた、若かったころ
いろいろな団体や協会、県のおえらいさん達が視察や見学に何人も来られたけど「この子らの生活の何が変わったのだろう…」といつも思っていた。
ひとりごと24ひねくれ者3
いろいろな施設を転々としていて思ったこと
理事長さんや施設長さんたちはベンツとかレクサスなんかによく乗ってはった。そんなに車好きに見えなかったのに…。
ひとりごと25気づいたこと1
うちの奥さんが知らない間に大阪のお母んになっていた。
ひとりごと26気づいたこと2
うちの奥さんが私はマヨラーだと言いながらパンにバターを塗っていた。
ひとりごと27朝の風景1

以楽公園(枚方市香里ヶ丘)
自転車通勤途中にて
ひとりごと28無題
強く思うこと
あきらめること
折り合いをつけること
このサイクルで人生がまわっているのかなぁ
ひとりごと29いつも
人と合わせるしんどさと
一人になる怖さを
天秤にかけて行動している
ひとりごと302024年12月
今年1月に起きた悲惨な出来事から、もう1年が経とうとしています。
思い返せば、「えるちゃん」は2010年9月に開所し、今年で15年目を迎えます。5年や10年といった節目が特別なのかどうかは分かりませんが、振り返ると、それは決して短い年月ではありません。生まれたばかりの子どもが義務教育を終えるくらいの長さです。
「えるちゃん」はこの15年で成長できたのでしょうか。目の前の問題に全力で向き合い続けた日々でしたが、失敗やつまずきも多く、目に見える成果はあまり残せなかったように思います。それでも、今年(2024年)は新しいホームページを作り、初めて印刷屋さんに頼んでパンフレットを作成することができました。これらは、小さなことかもしれませんが、これまでできなかったことを一つひとつ拾い集める準備期間だったように感じています。
来年は、これまで積み重ねてきたものを整理し、将来に向けて再構築を進める1年にしたいと思っています。
ひとりごと312025年1月
新年、明けましておめでとうございます。
今年は、大きな事故もなく、天気もよく、おだやかなお正月を迎えられただけでも「おめでたい」と思えます。
今年一年、おだやかでありますように…。
ひとりごと32パンフレット(ふり返ってみて)
昨年、やっとちゃんとしたパンフレットができましたが「えるちゃん」立ち上げ当時は、パンフレットの事など全く思いつかず、それどころか開所のお知らせもどこにもしていなかったもので開所当日はスタッフ7名に仲間1名という手厚いケアー体制で、運営的に破綻したと思いながら、とりあえず各関係機関に告知しなければ…と思い、急きょワードでパンフレットを作り、事務機器の業者からもらった黄色い紙に印刷して配ったのを覚えている(当時は相談支援事業所もなく市の障害福祉課くらいにしか配ってなかった…)懐かしいので当時のパンフレット見返しました。
いかにもお手製感満載!文章も今とは違っているけど、当時の気持ちが伝わってくる。その後も、これをベースに何度も作り直し、その都度プリンターから印刷するということを15年間繰り返してきた。
今回のパンフレット(ホームページも)は専門の知識と技術を持った人に相談して作ってもらったので、見やすくて、内容的にも良いものができたと、ひとり喜んでいる今日このごろ…。
恥ずかしながら初期パンフレットのお披露目
初期パンフレットでした。
今は「限りない発達」とか「自己実現」ということばや、その後使っていた「かけがえのない生命の光をその世界の中でより一層輝かせるために」ということばは使っていない。これらのことばは、パンフレットを読んでくれた人と僕との間に解釈のズレがあるということを感じたことと、今は個人のスキルに焦点を合わせるのではなく、その人の生活そのものをより見つめるようになったこと。今のパンフレットの表紙に載せていることばが僕の今の心境や方向性を表していると思う。
さて、数年後、何がどう変わっているのか、変わっていないのか、楽しみである。パンフレットは初期に比べて確実に進化したと思うけど…。
ひとりごと33本2
読む本がなかったので、娘が持っていた本を何気なく手に取って読み始めた。表紙もアニメみたいなイラストで、内容も大したことはないだろうと思っていたら最後は不覚にも号泣していた。その本が続編だとわかってすぐに前作を買った。これもかなり泣かされて、たてつづけにこの人の本を買ってしまい、その都度泣かされてしまった。スターツ出版の汐見夏衛さんのシリーズで今までこの出版社と作者には縁がなかったけど、ティーンエイジャー向けだろうと思われるこの本に60代も終わりかけの男がこんなに泣かされるとは自分でも予想していなかった。
さわやかな涙を流させてくれてありがとう!
映画でも泣かされました。今では、娘よりたくさん読んでおります。
ひとりごと34本3
前回、本を読んで泣いてしまったことを書きましたが、思い返せば僕が初めて本を読んで泣いたのは小学生の時だった。
学校の読書の時間に本を読みながら泣いているやつがいて、その時は「男のくせに学校で本読んだくらいで泣くなよ」と思っていた。
気になったのでその本を図書館で借りて家で読み始めると、なんと家族がいるにも関わらず大声で泣いてしまった。
その本は「名犬ラッシー」
読み終わった後、家で飼っている「お座り」も「おてもしない」犬を見ながら「おまえは僕がいなくなっても、追っかけては来ないよな」とつぶやいていたのを覚えている。
ひとりごと35ヒーロー
ブンブンジャーが終わってしまった。さみしい…。
戦隊ものにはまったのは何十年ぶりだろう。
タイトルが「ブンブンジャー」ってなんと単純なネーミングだろうと思ったらコスチュームもタイヤが顔?ふざけすぎてると思いながら第1話を観たら、いきなりはまってしまい毎週録画してオープニングからエンディングテーマまで飛ばさず見てしますほどのお気に入り。ドラマ作りが素晴らしく、キャラクターひとり一人(敵方も含め)の設定やストーリーもしっかりとしていて、アクションもワンパターンにならず見ごたえのあるものだった(ロボットはおもちゃ売らないといけないからそれなりですが…でも悪くはない)。
これぞヒーローものの王道を行くストーリー展開と見せ場のアングル!毎回拍手と、時に涙。
ブンブンジャー世代の子ども達おめでとう。
今の気持ちのまま大人になってください。
ひとりごと36御上先生
TVドラマの「御上先生」第1話で出てきた「パーソナルイズポリティカル(The personal is
political)」ということばを聞いて、「これ福祉(障害者問題)にあてはまるやん」と急に思った。
学生さんだった頃はこのことばはフェミニズム運動に限定されたものだと思っていて気にしていなかったのに、40数年たって改めて聞いて別の解釈というか深く理解できるようになったというか…。
長年「バリアフリー」だとか「ノーマライゼーション」だとか福祉用語の説明を聞いてても「障害者の人が住みやすい社会がすべての人にとって良い社会です」などと言われても、何かしっくりと受け入れられなかったのだけれど、御上先生のおかげで自分の納得のいくことばに出会え、新たな解釈ができたと思います。
先生ありがとう!
ひとりごと37バレンタイン
娘たちがまだ学校に行ってた頃、毎年のように手作りチョコをいっぱいもらっていた。
ほとんどが、試作品か、失敗作だったけれど…
ひとりごと38ディスカバリーとリカバリー
最近、発見したことはなんと逆立ちができなくなっている!
昔も逆立ちが上手かったわけではないけど、全くできないということはなかったのに、知らない間に全くできなくなっていた…。
これが年老いてゆくということだろうか。
いや、これであきらめてはいけない!アンチエイジング。
今、必死で逆立ちの練習中。
こうやって、できなくなっていることを発見しては修復していくのか…。
子どもの頃や若いころにできないことを練習してできるようになるという発展型とは質が全く違うが、克服したときの達成感は同じだ!…いや、新鮮味が違うかな…。
ひとりごと39音楽事情
数か月前、聞きたい曲があったのでCDを借りに行こうと思い、以前CDを借りたレンタルショップへ行くと、CDが1枚もない。
DVDは置いてあるのにCDレンタルのコーナーがない。別のレンタルショップを3軒くらい回ったが、どこもCDどころかDVDも置いていない店ばかりだった。
少し離れたところにCDレンタルをしている店があり、借りに行ったが、CDレンタルコーナーに爺さんが2~3人いるだけでほとんど人がいなかった。昔は皆CD借りに来ていたのに、皆どうしているのだろう…と不思議に思いながら店を出た。
後日、娘がApple
Musicに入るというので一緒に入れてもらった。なんと!スマホで検索するだけで聞きたい曲がすぐに見つかり、古い曲まで出てくるし音質もよい。なんと便利なことか、これではCDレンタルはなくなるわなぁ~とこのご時世の現状に納得。
ひとりごと40音楽事情2
前回、スマホでいろいろな曲が簡単に聞くことができて、なんと便利になった事かと感心したと書きましたが、もともと僕はレコード世代なので、音楽を聴くときはそれなりに手間がかかったものです。
まず、ジャケットからレコードを出して、さらにビニールの袋から盤の表面に指紋などがつかないように真ん中の穴と盤の淵をもって丁寧に取り出し、静電気防止のスプレーをかけてクリーナーできれいに誇りを取り、プレイヤーのターンテブルの上にそっと置き、慎重にレコード針を盤の淵におろす。これだけでもかなり手間、そこから30分から45分くらいはじっと曲を聞く、途中の曲を聞きたいときは針を持ち上げて曲と曲の間の溝に慎重に針を置く。一枚のアルバムを聞くのに神経を集中しないといけない時代だった。今は指先1本で次の曲や、違うアルバムを選べて便利になったと思う…けど。
曲やアーティストの作ったアルバムの存在が軽くなったような気がする。今の方が絶対便利なんだけれども、レコードはその曲を聴くために手間も時間もかけて、集中して聞いていたと思う。だけどCD出たときは楽でうれしかった。今なんかスマホで曲だけでなく歌詞まで見れるので、この便利さは何とも言えない。(おまえはどっちがええねん)
ひとりごと41本4「犬と少年」馳 星周 著 文春文庫
タイトルは地味だけど、内容は濃い作品。
1匹の犬が巡り合った人たちの人生に関わりながら旅を続ける物語。
短編でありながら最後まで繋がっていて、それぞれの人生と犬の絆が描かれている、犬好き必読の本。(犬好きでなくても読む価値あり)
ネタばれが気になるので詳しく書けないけど、映画化されてもうすぐ公開になるので、無理しても見に行こうと今から楽しみにしている。この犬に会いたいです。
ひとりごと42本屋さん
僕は本屋さんが好きで時間があると本屋さんに行ってジャンルを問わず本を見て回っている。今はネットでほしい本をすぐに注文できる時代だけれど、あてもなく本を見て回って、変わった本や面白そうな本との出会いが楽しい。店員さんが手作りでコメントを書いている本屋さんに行くと、ここの店員さんも本好きなんだなぁと、なんか親しみを感じてうれしい。
最近は街の本屋さんが減ってきているのが、寂しいです
本屋さん!陰ながら応援しています。 無くならないでください。
ひとりごと43映画5 「少年と犬」「悪い夏」
小説が原作の映画は、物語のダイジェスト版みたいな撮り方であるとか、かなり脚色されて内容が異なってしまうものになってしまいがちになるけど、それも映画という決められた時間の中で納めようとすると仕方のないことかなと思う。
「少年と犬」の映画版も原作のストーリーを踏襲しつつもかなりアレンジされていた。実写なので迫力とリアリティーはありましたが、僕が好きだった「少女と犬」のエピソードがなかったのが残念でした。映画をご覧になった方は、ぜひ原作を読んでほしいです。一人一人の登場人物の物語が深堀されています。映画のストーリー展開は忘れて読んでくださいね。
映画館で「えっ!この映画、どうやって映画化したんだろう」と思って観たのが「悪い夏」でした。原作はだいぶ前に読んでいて、本の帯に「悪とクズしかでてこない」と書いてあり、市の生活保護課が舞台となっていたので興味津々で読んでみたらホントに最後の最後までワルとクズしか出てこなかった。残り数ページになった時、これどうやって終わるのだろうと読んでいる方が心配になった。悪人ばかりでも最後に一人は良い人間が出てくるものなのに本当に最後まで悪人とクズばかりでした。救いようがないぶん、本では少しコミカルになっていたけど、映画版はシリアスに撮られていて、ラストは原作とは違っていたけれど、これはこれで良かったと思う。役者陣の演技が良かった。機会があればこれも映画と本見ていただきたいです。
「悪い夏」の作者の染井為人さんの作品は問題のある人間とか悪人がよく出てきますが、読んだ後はイヤな気持ちにならず、面白いので是非他の作品も読んでください。